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サーバーサイド&SRE改善MTGを始めてチームの生産性があがった話

はじめに

こんにちは、delyでサーバーサイドエンジニアをやっている山野井です。

delyのサーバーサイドチームでは「サーバーサイド&SRE改善MTG」という取り組みを毎週行っています。
この取り組みは個々が日頃開発する上で感じている課題をdelyのサーバーサイドエンジニア、SRE、フロントエンドエンジニア間で共有・議論し、解決を目指すものです。
本記事ではその取り組みについてご紹介したいと思います。

何故この取り組みを行っているのか

以下の2つの課題を解決するためにこの取り組みを行っています。

1.個々で課題や問題だと感じていることを関係者で共有・議論する機会が少ない

delyの開発チームは少数精鋭であり、日頃行う業務に追われているため、日常業務内で感じた課題は個々で解決するか、優先度があがらず手を付けられていない状態になってしまっていました。
個々で問題を抱えている状態は不安やストレスがたまりチームとして健全な状態ではないと思います。

2.分野横断の技術的なFBが少なく分野を跨いだスキルアップが難しい

自分の日常業務に関してのスキルアップは比較的容易ですが、普段作業しない分野においてはどうしてもスキルアップが難しくなってしまいます。
例えばサーバーサイドエンジニアでもフロントエンドのコードを書いたり、インフラの知識が求められます。
しかし、自分の専門外である技術のFBを得られる場がありませんでした。

MTGを行う目的

サーバーサイド&SRE MTGを行うにあたり、上記の2つの課題を解決するために大きく3つの目的を設定しました。

  1. 個々で課題や問題だと感じていることを明確にして参加者に共有する
  2. 課題や問題の明確化や解決策を参加者内で議論する
  3. 解決策をタスク化(緊急度、重要度)して解消につなげる

個人の課題にフォーカスしてみんなで議論することで、今まで一人で解決してきた状態から業務に対する心理的な不安・ストレスの解消を図ることができます。
また、普段違うチームで作業しているからこそ、参加者全員で議論やFBを行うことで、効率的な個人の成長につながると考えています。
ここで議論した結果に基づいて必要であればタスクを作成し、負債の解消につなげます。

どのように行っているか

サーバーサイド&SRE MTGは週に1度の頻度で行っています。
参加者、発表者、議題決め担当者に分かれていて、議題決め担当者のみ参加者内で順番に持ち回り制です。

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サーバーサイド&SRE MTGのおおまかな流れは以下のとおりです。

  1. 各メンバーが自由に議題を出す
  2. 議題決め担当者が議題を決める
  3. 決められた議題を出した人がMTGまでに資料を作る
  4. 資料を元に議論する


ミーティングで議論した内容は議事録としてQiita:Teamに残し、いつでも見返すことができる状態にしています。

今まで扱ってきた議題の例として、アプリケーションの設計の見直しや、開発環境の整備等がありました。

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実際に数ヶ月間この取り組みを行ってきてMTGの振り返り会を一度行いました。
振り返り会では、議題で上がった課題はその後改善ができているのか、また改善ができていないものに関しては何が原因で改善ができていなのか、今後どのようにして改善を進めていくかを議論しました。
この様にしてMTGの振り返り会を定期的に行いMTG自体のブラッシュアップも行っています。

どんな効果があったか

サーバーサイド&SRE MTGをはじめたことで、チーム内にどのような変化が起きたかをヒアリングしてみたところ下記の様な意見がもらえました。

  • 気になる事があった時に1人で抱えてモヤモヤせずに、共有して議論できるのが良い
  • 全体に共有してフィードバックをもらえるので、自分1人で考えるよりも良い案が出る
  • 比較的最近入った人間からすると何が問題になってるかがわからないので、それが可視化されるのは良いなと思う
  • 過去に議論された結果がわかるのも良い
  • 以前は課題感が漠然としていて、それに対して漠然とした不安を抱えていたような気がする。MTGを通して課題の重要度・緊急度・コストがある程度明確に認識できるようになってきたので、それに基づいて優先度を決めて意思決定が出来るようになってきた
  • PRのレビューがしやすくなった
  • 設計の議論がスムーズに行えるようになった(既存のサービスだけでなく、新しいサービスや基盤を作る際にも)
  • 一人で問題を抱え込むストレスがなくなった
  • 入社が遅い人でも迅速に現存する問題点をキャッチアップしてもらえた
  • 引き継ぎ、部署異動しやすい
  • 問題が忘れ去られることがない安心感がある(自分も忘れない)
  • 自分が気づいていなかったことや感じていなかった問題を様々なバックグラウンドをもったエンジニアから教えてもらうことができる

個人的には、

  • 自分が抱えていた問題を全員に共有することができたことでスッキリしたこと
  • 過去にどのような議論が行われたのかを振り返る事ができることによって、似たような問題に遭遇しても参照することができるようになったこと

が良かったと感じました。

まとめ

今回はサーバーサイドチームで行っている取り組みについてご紹介してきました。
参加者からの評判も良く、開発効率・生産性も向上していると感じています。

delyのサーバーサイドチームでは、今後ビジネスを拡大していくにあたって明らかに規模が追いついておらず、新しいメンバーの募集を積極的に行っているところです。
もしご興味があればご応募・ご連絡ください。

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