そろそろ梅雨も近づき雨の多い季節になってきましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
クラシルでAndroidエンジニアをやっているみうらです。
今回はエンジニアには馴染みの深い勉強会について、社内での簡単な開催方法について書いてみようと思います。
いきなりですが皆さんの会社では社内で何かしら勉強会をやっているでしょうか?
読書会やLT会、もくもく会…やっている所もあればやっていないところもあるとは思うのですが、やりたいけどやってないという話を聞いたこともあります。
外部の勉強会に参加したことはあるが勉強会を開催したことはない…といった方もいらっしゃると思います。
そこで今回は勉強会の簡単な開催方法を書いてみようと思います。
実はクラシルAndroidチームでは私が入社した時点では勉強会をやっていませんでした。
やってはいたものの長く続かなかったようです。
しかし、多くの企業では勉強会をしている通り、勉強会をすることにはメリットが色々あります。
勉強会のメリットと手法をいくつか紹介します。
勉強会のメリット
勉強会のメリットは色々ありますが、概ね技術的議論をスムーズにすることと、実装とコードレビューの効率化だと思っています。(個人の意見です)
- 共通認識の構築による議論のスムーズ化
- お互いのバックボーンが違う中での議論は、議論ではなくバックボーンの説明になりがち
- こういう設計にしたい→個人の意見ではなく設計手法の説明になったりする
- バックボーンを知った上でどうするか?を話したい
- 共通認識の構築による実装/レビューの効率化
- お互いに注視すべきポイントが同じであれば似た実装or納得できる実装になってくる
- レビューと実装速度の高速化が見込める
- 単純にスキルアップを目指せる
- 新入/中途社員のフォローなどにも繋げられそう
勉強会の手法
勉強会の手法ですが色々あります。 その中では読書会の宿題方式は時間とコストのバランスがいいのでオススメです。
- 読書会
- 読み合わせ式
- その場で読み合わせていき、議論をする時間を設ける
- 勉強会で読む時間も必要なので時間がかかる
- 宿題式(オススメ)
- 事前に読んでおいて当日議論だけする
- 勉強会にあまり時間を割きたくない場合や、勉強会のペースを早めたい場合おすすめ
- 宿題忘れるorやらない人が出てくる
- ただ忘れた人が少ないなら勉強会は問題なく進む事が多い
- 担当持ち回り式
- 担当が読んできてその章を他の人に紹介/説明する
- 担当になった場合説明資料の作成など大変
- 読み合わせ式
- LT会
- 発表苦手な人も居るので聞き専の人が出てくる
- 情報発信が一方通行になりがちなので議論には向いてない。個人の学習にはなる。
- 外部の勉強会で登壇したい人向けの練習になる
- もくもく会
- もくもくと自分のやりたいことを進める
- 個人の学習にはなる。
- 自由にできるので実装ベースの勉強をしやすい。
- 発表することで他の人からのフィードバックを受けられる。
次に読書会形式の開催方法についてまとめてみます。
読書会形式の勉強会の開催の仕方
基本的には 何か題材を読む それについて分からなかった所について質問してみる、感想を言う。 これだけで勉強会は成立します。
クラシルAndroidチームでは直近アプリアーキテクチャガイドについて読書勉強会を開催していました。
進行は以下のように大きく章ごとに分けて進めていました。
- Architecture Overview
- UI Layer
- Data Layer
- Domain Layer
- Handling UI events
そして各章を宿題として毎週開催しました。
実際の勉強会では宿題として読み込んでいる章の節毎に疑問や感想があるかを聞いて、それについて議論を進めていきました。
例えばドキュメントにはUseCaseは1UseCaseにつき1振る舞いのみのようだが、クラシルAndroidではどうするか?
ビジネス指向のオペレーションはクラシルではどこにあたるのか?
などの問いかけをきっかけに議論につなげていきました。
1章1回では終わらないので、大体1章3〜4回に分けて開催していたと思います。
簡単に説明しましたが、勉強会はこんな感じで題材を読んで感想や疑問をぶつけ合うだけでも成立します。
まとめ
いかがだったでしょうか? 外部の勉強会に参加したことはあるが勉強会を開催したことはないという方もいらっしゃると思います。 もし社内勉強会やりたいなと思っている方がいらっしゃったら、宿題形式の読書会から試してみるのはいかがでしょうか?
最後に
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