クラシル開発ブログ

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Android チーム全員で「ぽちぽち」してクラッシュや不具合を防ぐ!

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こんにちは、クラシル Android のプロダクトマネージャーをしている tummy です。

先月から立て続けに Android チームで行っている取り組みについて紹介させていただいてますが、今回も Android チーム全員で毎朝アプリを触る時間、通称ぽちぽち会について紹介させていただきます。

クラシル Android アプリの開発上の課題

Pixel シリーズが日本に来てから、道端を歩いていても以前に比べると Android ユーザーを見かけるようになりました(筆者の観測内では)。しかし、日本ではまだまだ iOS ユーザーのほうが比率としては高く、dely 社内もその傾向にあります。

弊社にはプロダクトレビューという毎週定期的に時間を取ってアプリをいじる文化が存在しますが、iOS チームに比べて人が触る機会が少なかったり、iOS で良かった施策を Android でも行う際などにこのデザインは Android 向けのものなのか?といった定性的な評価をする機会が少ない状態にありました。

クラシル Android チームの開発体制の課題

また、弊社の Android チームの体制にもいくつか課題がありました。

  • Android チーム以外がリリース前の機能に対してフィードバックできる機会が、専用のチャンネルでアナウンスされたタイミングからリリースされるタイミングまでの間しかない
  • Android を普段使いしている人がクラシルの Android のデバッグ版を触る機会があまりなく、Android ユーザー視点でのプロダクトへの指摘がやりにくい

以上のような課題を、Android チームでそのアプリをいじり倒して確認することや気になったことを逐一共有し合う時間を設けることで払拭できないかと考えました。これをきっかけに、ぽちぽち会が誕生します。

sandbox アプリとぽちぽち会の誕生

sandbox アプリについて

Google Play から落とすことができるアプリと共存でき、常に開発ブランチの最新バージョンが反映され、API エンドポイント等も基本本番に向いているアプリです。日次でビルドされます。

アプリを触る人の手間を最小限にするために、一度 DeployGate 経由でアプリをインストールすれば、 適宜日次で勝手にアップデートが降ってきてアプリを触ることができる状態になります。 API サーバーに修正が反映されておらず確認できない、ということも考えられますが、 なるべくいつも通りの環境でアプリを触れる状態にして置くことを意識しています。 普段と状況が違っているというのはユーザーとしてアプリを触っているという気持ちから離れてしまう原因になりがちだからです。

ぽちぽち会について

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朝に 1 時間とって Android チームで集まってアプリを触る時間を毎日設けました。専用のタグがついているプルリクがリストアップされているので、そのリストを 1 つ 1 つ確認します。 プルリクを 1 回は sandbox ブランチに対してマージして確認し、OK が出るまでマージしてはいけないというルールにしています。 Android 的におかしいデザイン(たとえばマージンが狭くて気になる、もう少しフォントサイズが大きいほうが良いんじゃないかなど)や要件的に他の実現方法のほうが良いのでは?といった議論がここでなされます。

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文言のやりとり 実際リリースしたもの
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上記の例では、コーチマークに表示する文言が微妙に気になる、ということで少し調整したりしました。実際にここで決まった文言が最新アプリで表示されるようになっています。

文言のやりとり 実際リリースしたもの
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また別の例では、ダイアログの消えるタイミング・消すことができるタイミングについて議論し、なるべくユーザーが不快に思わないような挙動に寄せる決定をしリリースに至ったこともあります。

3 ヶ月ほどやってみて

チームメンバーに聞いてみました

  • 作業しているエンジニアが考慮しきれなかった箇所を他の人が発見してくれたり、作業として未完成な段階でもUXや仕様上のフィードバックを貰えるので作業の手戻りを抑制するという点でよかった
  • 毎朝 30〜60 分ほど時間を費やしてるので時間を浪費しすぎてないか?という不安はある。ユーザーさんに早く機能を届ける量という視点と正しく機能を届ける質という視点での葛藤
  • 毎朝コミュニケーションを取ることで、実装の方向性をチーム内で合意を取りつつ収束させることができ、温度感のすり合わせができたのでよかった

確かに、ぽちぽち会が終わったらもうお昼になっているという日もあったりするので、タイムマネジメントは考えていく必要があるなぁと思いました。 まだまだ改善の余地はあると思うので、引き続きやっていきます 💪

最後に

dely ではエンジニアを全方面で絶賛募集中です。 興味がある方は是非お声がけください!

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