dely Tech Blog

クラシル・TRILLを運営するdely株式会社の開発ブログです

TRILLのPdMって何してるの?

はじめまして。TRILL開発部PdMの米田です。
主にTRILLアプリ開発のマネジメントを担当しています。
TRILLというプロダクトの開発について、非技術者の視点であれこれご紹介できればと思います。

PdMと一口に言っても様々定義がある中で、今回は「TRILLのPdMって何をしてるの?」という話をしてみようと思います。

大まかに、何をしているの?

  • サービス全体のKPI目標達成に向け、施策を考える
  • 各所のステークホルダーとあれこれすり合わせる
  • 考えた施策たちの優先度を判断する
  • エンジニアとコミュニケーションをとり、開発タスクに落とす
  • 施策の効果を検証する
  • ↑これらのスケジュールを管理する

基本的にはこのサイクルをぐるぐる回すのが仕事です。

その過程においてトラブルが発生すればその対応を行ったり、チームの決まりごとを作ったりといった細々したものは発生しますが、基本的には施策を実行してサービスを開発視点で改善していく上で舵を切ることがメインの業務です。

施策を考える

施策には大きく2種類あると考えています。

ひとつは、プロダクトの「負」を解消し体験を良くするもの。
例えばアプリにおける各挙動の速度であったり、クラッシュを減らしたりといったものです。

ユーザーが

  • アプリを開き
  • 記事に出会い
  • 記事を読み
  • 別の記事に出会い
  • また記事を読み
  • 気に入った記事をお気に入りにストックし
  • 知人等に記事やアプリを薦める

といった一連の行動をいかにストレスなく行えるかを考え、日々コツコツ「負」を解消していっています。

そしてもうひとつが、数字を積み上げるための改善施策です。

事業として定めるKPIに対し、どこに大きな課題があり、その課題をどう改善していくかを開発視点で考えていきます。

ここは開発内だけでなく定例の場や日頃のやり取りの中でマーケチームに相談するようにしています。

施策を推し進める

日々出てくる課題に対しての打ち手(施策)が出たら、それらの優先度を判断してどこから手を付けるかを意思決定します。

この判断を誤ると、事業に対する成果やコストに影響が及ぶので、PdMにとって施策の優先度判断というのは非常に重要な業務です。

また、施策の優先度判断をする上で、他部署他職種の担当者などその施策に関わるステークホルダーとの調整が発生する場合があります。
TRILLにおいては、ここの調整を行うのもPdMの仕事です。

これらを踏まえ、サービス全体を俯瞰して何を優先すればよいかを考慮する必要があるため、開発以外の状況もある程度常にキャッチアップし、適切な判断を下す必要があります。(勉強不足を痛感する日々です)

開発する

施策の方針がある程度固まったら、エンジニアと話し合い、タスクに落としていきます。

便宜上ここで初めてエンジニアが登場していますが、もちろん前段階の施策の優先度を判断するタイミングでエンジニアに意見を求めたりということも頻繁にあります。(自分が非技術者ということもあり、判断に誤りがないようエンジニアとは非常に密なコミュニケーションをとっています)

ちなみにですが、TRILLのアプリ開発は2週で1スプリントのスクラムを採用しています。

少数での開発のため、以前は特にフレームワークに則らずよしなに開発を進めていたのですが、タスクが可視化されず管理がうまくいかなかったり、それによってスケジュール調整がうまくいかなかったりという問題がありました。

これらを解消すべく、エンジニアからの提案によってスクラムのフレームワークに則って開発を進めることにしました。

現在は比較的シンプルな開発フローが実現できています。

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リリース・効果検証

スプリントバックログに積んだタスクは、開発を終えると新しいバージョンに載り、リリースされます。

TRILLではリリース作業自体はエンジニアが行いますが、リリースの責任はPdMが持つため、リリース内容は申請前のタイミングで必ず目を通します。

また「負」の解消にせよ積み上げの施策にせよ、開発したものは必ずリリース後にその効果を検証して省みる必要があります。

事前に定めた良し悪しの判断軸と照らし合わせて、次のアクションを検討していきます。ここまでが施策のワンセットです。

さいごに

こうして整理してみるとPdMとしてめちゃくちゃ特別ななにかをしているわけではありませんが、プロダクト開発の方向性を示し、ひとつひとつの判断に責任を持つという点でとても意味のあるポジションだという自覚を持っています。

そしてエンジニアをはじめとしたチームメンバーと肩を組み、スピード感をもった開発ができています。

もしTRILLの開発にご興味をお持ちいただけた方は、下記よりご連絡ください。ぜひ一度お話ししましょう!

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