こんにちは!クラシルリワードで開発責任者をしているfunzinです。 この記事ではクラシルリワードの開発体制についてお話ししていきます。
カジュアル面談や面接でどのような開発体制かを聞かれることが増えてきたため、こちらに記事としてまとめていきます。 クラシルリワードのプロダクトの開発方針として、「仮説検証を早く回して、スピード感のある開発組織に」を掲げています。
プロダクト開発をする上で、下記のような状況に一度は遭遇したことがある方も多いかと思います。 クラシルリワードはまだリリースして1年半ほどのサービスで成長途中なこともあり、まだまだ機能が足りていない箇所がたくさんあります。
そのため施策を早くリリース、検証、改善していく流れがとても重要となります。 次の章でどのような開発体制でスピード感のある開発組織を実現しているかを紹介していきます。 2024/1現在、下記のような開発体制で行っています。
大きく機能開発チームと横断チームに分かれています。 このようなチーム体制にしている意図としては下記です。 どのように機能開発チームが運用されているかは、こちらの記事をご覧ください。 施策を早く検証する上で、リリース頻度はとても重要になります。
そのため各領域で毎日リリースができる体制を整えています。モバイルとサーバーサイドでのリリース頻度は下記のようになっています。 高頻度なリリースを実現する上で、下記のようなことに取り組んでいます。 施策をする上で第一に機能開発をすることを考えますが、新しい機能を開発する前にCRMツール(KARTE, Repro)を活用できるかを考えます。 CRMツールを利用して開発工数を抑えて検証が行えるのであれば、それらを利用するがベストです。
これによって、実際に開発してみたけど使われなかったといった問題も防ぐことができます。 実際にどのようなユースケースがあるかを紹介します。 ユースケース: おすすめ運用枠の検証 運用枠の効果が見込めない場合は、1の検証のみで終了し2の開発工数を抑えることができます。
施策をする上で自分たちで全てを実装する以外にCRMツールを活用することで開発工数を抑えた検証が行えます。 生成系AIを活用することで、開発の効率化を図っています。 今までは社内の利用規則に基づいて個々人がChatGPTを使っていましたが、1月にChatGPT Teamが出たため、さっそく導入し活用できなかったビジネスデータをChatGPT上で利用し始めています。 まだTeamプランは導入したてなこともあり、実際導入してみてどうだったかは別の機会に紹介できればと思います。 最後にPCのスペックについても触れさせてください。 M3 Maxは下記2つのサイズで選択できるようにしています。 純粋にマシンスペックを上げることも、開発生産性において重要な意思決定の一つです。 クラシルリワードの開発体制について紹介してきました。
クラシルリワードでどのようにプロダクト開発を行っているかのイメージがもし伝われば幸いです。プロダクトの開発方針
e.g. 数ヶ月かけて開発をした施策が、結局ユーザーに使われなかった
開発体制
1. スモールチーム開発
機能開発チームでは職能別で5名ほどのチームを作り、機能開発を行っています。
チームトポロジーでいう、ストリームアラインドチームに近しいです。
原則機能開発チーム内で施策や開発プロセスを全て完結するようにしています。
クラシルリワードのプロダクトマネージャーの1週間はどんな感じ?2. 毎日リリース可能な体制
クラシルリワードにおける自動テストツール MagicPodの導入事例3. CRMツールを活用した施策検証
e.g. RemoteConfig, プッシュ通知、ポップアップなど
4. CopilotやChatGPTなどの生成系AIを活用
エンジニアチームにはGitHub Copilotを導入し、コーディングの開発の負担を減らしています。
また施策を分析する上で、クエリを書く機会が多いですがこちらも補完が効くため重宝しています。
(Copilotはコードだけでなく文章の補完もできるので、このブログの下書きにも利用しています。)
下記のような社内専用のGPTsを作って、各チームで利用できる形にしていきたいと考えています。
e.g. リリース文言、施策案、クエリ補助5. M3 Maxの導入
今までエンジニアはM1 Maxを利用していましたが、検証端末でアプリのビルド時間の計測を行い、投資値効果があうと判断したためM3 Maxを2024/4から導入予定です。
検証機としてM3 Maxを2台購入し、iOSアプリでのクリーンビルド時間がM1 Maxに比べて半分(2min -> 1min)になったため上記のような意思決定を行いました。1. 14インチ
- 16コアCPU、40コアGPU、16コアNeural Engine
- 64GBユニファイドメモリ
- 1TB SSDストレージ
2. 16インチ
- 16コアCPU、40コアGPU、16コアNeural Engine
- 64GBユニファイドメモリ
- 1TB SSDストレージ
まとめ