はじめまして。
dely, Inc.でクラシルの開発に携わっている @sakura といいます。
本記事では、分析データを社内に情報共有するまで私がどんなことしたかを
赤裸々に紹介します。
この記事はデータ活用 Advent Calendar 2019の21日目の記事です。
はじめに
「こんなにも貴重なデータがあるのに全然活用できていない…てか誰も見ていない… 」 この状況を打破すべく一歩一歩やっていったことを共有します💪
泥臭くやったこと
スプレッドシートにしてハードルを下げる
まずは、データをスプレッドシートにまとめました。
なぜかというと、そのデータがredashでしか閲覧できなかったからです。
エンジニア以外にとってはredashは心理的負荷が高く、スプレッドシートのほうが普段から使い慣れているので扱いやすいです。
弊社ではG Suiteを使用しているので、
スプレッドシートにすることでデータを見るハードルがぐっと下がりました。
データを整理して見やすく、負荷を少なく
データの性質そのものではなくて、データを閲覧してほしい人を軸にして数千件のデータをカテゴリ分けしました。
上の画像は実際のスプレッドシートです。タブでカテゴリごとに分かれています。
何千件もあるデータを見るのは脳の負荷が高く疲れてしまいます。
従って、事前にカテゴリ分けをしてこの人はここだけ見ればOKというようにしました。
社内の複数人にメンションをつけて共有
スプレッドシートが完成したら、データを見てほしい人にメンションをつけて共有しました。
特定のチャンネルで特定の人に「こういうデータがあって、ここの部分を利用できると思うんですがどうでしょうか」という風に、
チャンネル / メンションをつける人ごとにメッセージを変え、そのデータの効果が最大化するように努めました。
やってることはパーソナライズに近いかもしれないです。
オフラインで共有してアドバイスをもらう
オンラインで伝えることは効率がよいですが、一番物理的距離が近く、必ず伝わるのはオフラインだと思い 2つのMTGで「貴重で役に立つデータがここにあるのでぜひ見てください」と共有しました。
その場で見てくださる方もたくさんいて、アドバイスを頂くこともできました。(このデータ役に立ちそう、といわれた時はうれしかったです)
Qiitaにも残して検索しやすく
全社員が見れる社内の共有ドキュメントツールのQiitaを使い、軽くドキュメントを残しておきました。
slack内に残すと「あれ、あの情報どこいったっけ」となりがちなので、Qiitaにもまとめました。
ドキュメントに残すことで検索のヒットもしやすくなり、後から見返す時も探しやすくなります。
bot作成してslackでかんたん確認
定期的に確認したほうがいいデータだと思ったので、botを作成しました。
redashのデータを定期的にslackに通知することで、最新の情報をかんたんに確認することができます。
botの作成には色んなエンジニアさんが手伝ってくれました。ありがとうございます。
bot警察をしてデータを見る文化を作る
弊社のslackにはbotが何十個もおり、いくらかんたんに見れるといっても見過ごしてしまうことも多いです。
どうにかこのデータを見る文化を作ることはできないか、と考えました。
そこで、botが通知してくるデータを私自らが解釈・要約して投稿することもしていました。
botの内容に徐々にスタンプがつき、返信がつき、最近では私以外のメンバーが能動的に反応してくれることも多いです。 (すごい!)
まとめ
本記事では、分析データを社内に情報共有するまでにどんなことをしたかを赤裸々に紹介しました。
まとめとして、この経験から学んだ情報共有の五箇条を記しておきます。
「情報共有難しい…💭」
と悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです。
最後に告知です。delyではエンジニアを絶賛募集中です。
ぜひお気軽にご連絡ください。
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