はじめまして。
dely, Inc. の @sakura です。
本記事では、Redash の使用状況及び便利なTipsを3つ紹介します。
この記事はBIツール研究所 Advent Calendar 2019 - Qiitaの19日目の記事です。
社内のBIツール使用状況
社内のBIツールは主に Redash を使用しています。
バージョンは7系を使用しています。
過去には Metabase と併用していたこともあるのですが、同じ用途のものが複数あることで「どんな時にどっちを使用するの?」など利用者の混乱を招いてしまっていたため現在は Redash のみを使用しています。
誰が使用するか
エンジニア、マーケ、調理部、セールス など色々な人が使用します。
クエリを書くのはエンジニアやマーケが中心です。
どのくらいのペースでクエリが増えるか
入社した当初(約2年前)はRedashにほぼクエリがなく、
「何をお手本にクエリを書けばいいんだ…」と絶望したことを覚えています。
あれから会社の人数も増え、知見もどんどん溜まり、クエリを書く人も増え、
今では毎日クエリが増えていっています。
1日で数個〜数十個増えます。
自分の場合、今年は200個以上クエリを書きました。
Redashのここが便利
Redashを使っていて、便利で頻繁に使用するTipsを紹介します。
クエリパラメータ
公式ドキュメント https://redash.io/help/user-guide/querying/query-parameters
クエリパラメータとは、クエリの一部をパラメータ化して、クエリ枠外にそのパラメータに値する数値や文字列をいれるだけで、 クエリを実行できる優れものです。
これの何が良いかというと、普段クエリを書かない方にとってとても操作が簡単になることです。
あの初めて見るものにとっては不思議な文字列であるSQLを直接触らなくて済むというのは心理的負荷がぐっと下がります。
私はこの機能を頻繁に利用しています。
クエリパラメータはとても便利なのでぜひ一度使ってみてください。
ダッシュボード
公式ドキュメント https://redash.io/help/user-guide/dashboards/dashboard-editing
ダッシュボードは複数のクエリの結果をまとめて、1ページ内にカスタマイズして見ることができる機能です。
クエリの結果の表示の仕方は、表形式かグラフ形式か選択することができます。
全体を俯瞰して結果を確認したいときや新機能の結果を複数のデータから判断したい時などにダッシュボードを使用すると便利です。
私の使用例をあげると、クラシルの検索機能を定期的に監視する用にダッシュボードを使用しました。
キーワードの検索回数のグラフ、OS別の検索離脱率のグラフ、検索結果が0件だったキーワードの表など検索に関する様々な情報についてまとめました。
毎日確認するのでも1ページにまとまっているので確認が非常に便利でした。
クエリのお気に入り登録
地味すぎてこの機能を使っている人は思ったよりそんなに多くないかもしれません。
その名の通り、クエリをお気に入り登録でき、お気に入りしたクエリ一覧を見ることができる機能です。
この機能はRedashのバージョン5から導入されました。
公式ドキュメント https://redash.io/help/user-guide/dashboards/favorites-tagging
お気に入りする方法は、該当クエリのクエリタイトルの横にある星をクリックするだけです。
白枠の星から黄色になったらお気に入りした証拠です。
お気に入りしたクエリを見るには、ホーム画面もしくはQueriesを押した時にでる右枠のFavoritesを押すと確認できます。
Redashにクエリが溜まれば溜まるほど、「あれ?あのクエリどこいったっけ」「検索してもあのクエリ見つからない」 ということが多くなります。頻繁に使用するクエリやストックしておきたいクエリにはお気に入りをしておくと便利です。
まとめ
本記事では、Redashの使用状況及び便利に使うためのTips3選を紹介しました。
BIツールを導入しても知らない機能っていっぱいありますよね。
私もまだまだRedashの知らない機能があると思うので、発掘して便利に活用していこうと思います。
さいごに
最後に告知です。delyではエンジニアを絶賛募集中です。
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